フルマラソンの挫折
2025年11月9日、タロスは歩いていた。フルマラソンのレース中であるというのに。足は限界を迎えていた。到底走れる状況ではなかったし、竹馬の友のことなど思い出しもしなかった。
正直、サブ4は余裕と思っていた。それなのに足は動かなかった。どうしようもない悔しさのなか、「二度とマラソンは走らない」と思った。
1週間後、足の痛みも和らいだ頃、どうしようもなくリベンジしたくなった。なぜだかは分からないが、「もう一度走りたい。」と思うようになった。そして「次こそは、記録を」と。
こうしてタロスは走り始めた。ゆっくりのジョギングを少しずつ始め、12月には月間100kmを走った。タロスは走ることにハマりはじめていた。
走ることが習慣化する
少しずつ始めたジョギングも、だんだんと習慣になっていった。
- 12月:100km
- 1月:192km
- 2月:205km
距離は増えていったが、明確な成長は実感できていなかった。
そんな中、「今の走力を試したい。」と思うようになる。
その冬、フルマラソンの大会はすでに締め切られていた。残っていたのはハーフマラソンだった。
「ここしかない」そう思い、エントリーした。
ハーフマラソンでの転機
迎えたハーフマラソン当日、タロスは走った。序盤から無理をせず、後半にペースを上げるネガティブスプリットで走り切る。
結果は、目標としていた100分切り。
タロスの走力は大きく向上していた。タロスはそれを実感した。タロスにとって初めての成功体験だった。
今後の目標
タロスは走ることの楽しさを見出した。もっと速く走りたいと思った。そして、トライアスロンにも出たいと思うようになった。
タロスは調子に乗った。そしてこの人生の目標を3つ立てた。
- フルマラソンサブ3
- 富士登山競走山頂コース完走
- アイアンマン完走
タロスは富士山が大好きだった。そして、タロスは鉄人に憧れていた。そんなタロスが、走ることで小さな成功体験を得た結果、こんなに大きな目標を掲げてしまった。タロスは単純だった。練習さえ積めば叶えられない目標ではないと思い込んだ。タロスはこの目標のためにトレーニングを積むことを誓った。

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